少し先の未来を考えはじめたあなたへ|精神科ショート・ケアからA型事業所という選択

今の場所で少しずつ元気を取り戻してくると、うれしい反面

「働くことに挑戦してみたいけれど、今の自分にできるかな」
という不安も湧いていきますよね。
そんなとき、一つのステップとして注目されているのが「就労継続支援A型事業所(A型事業所)」です。
医療の場で自分を整える「精神科ショート・ケア」から、社会の中で働く「A型事業所」へ。
この一歩は、あなたの人生にとってとても大きな、そして素敵な変化です。
この記事では、精神科ショート・ケアからA型事業所への移行を考えている方が、安心して準備を進められるよう、その違いやメリット、具体的な手順を分かりやすく解説します。
目次
🌿 精神科ショート・ケアとA型事業所、それぞれの役割を知りましょう

今利用している精神科ショート・ケアと、これから検討するA型事業所。
どちらもあなたを支える大切な場所ですが、役割や過ごし方には少し違いがあります。
無理なく次の一歩を考えるために、まずはそれぞれがどんな役割を持っているのか、整理してみましょう。
- 精神科ショート・ケア(医療の場)
🌿 精神科ショートケア(デイケアの一種)は、外来で通いながら受けられるリハビリテーションです。
・目的:生活リズムの改善、対人関係の練習、心の安定
・スタッフ:医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士などの医療専門職
・過ごし方:プログラムを通して、自分を整える「リハビリテーション」が中心
・安心ポイント:体調が悪くなっても、すぐに医療的なサポートが受けられる

- 就労継続支援A型事業所(福祉と労働の場)
🌿障がいや難病のある方が働きながら社会参加するための福祉サービスです。
・目的:雇用契約を結んで働きながら、就労スキルを身につける
・スタッフ:支援員、サービス管理責任者
・過ごし方:事務、PC作業、軽作業、清掃、農作業などの実際の仕事を行い、給与が支払われる
・安心ポイント:福祉の配慮を受けながら、一人の「従業員」として社会参加できる

ショート・ケアは、心と生活を整えながら自分をゆっくり育てていく場所。
A型事業所は、その整ってきた環境の中で、「働く」という経験を少しずつ始めていく場所とも言えます。

どちらが正解・不正解ということはありません。
大切なのは、今のあなたの状態に合った場所を選ぶことです。
- 「回復やリハビリを大切にしたい時期」なら、ショート・ケアを継続する
- 「仕事にチャレンジしてみたい時期」なら、A型事業所を検討する
焦らず、今の自分の心と体の状態に目を向け、少しずつ次の一歩を考えていきましょう。
📝A型事業所について詳しくはこちらをご覧ください。
精神科デイケア卒業後も大丈夫|A型事業所へ無理なく進む安心ステップガイド
精神科デイナイトケアから無理なく一歩|就労継続支援A型で見つける“自分らしい働き方”ガイド
🌱 精神科ショート・ケアに通いながら感じやすい“次の悩み”

ショート・ケアに通い続ける中で、次のような気持ちが出てくることがあります。
例えば
- 通うこと自体はできているけれど、将来の見通しがまだ見えない
- 「このままでいいのかな…」という漠然とした不安
- 働くことに少し興味はあるけれど、同時に怖さも感じる
- 収入がないことへの焦りやもどかしさ
これらの悩みは、心と体に少し余裕が出てきた証拠でもあります。
回復のペースが少しずつ整い、「今の自分をもっと前に進めたい」という気持ちが芽生えているサインとも言えます。
焦らず大丈夫です。
今感じている不安や迷いは、あなたが少しずつ回復しているからこそ出てくる自然な気持ちです。
少し立ち止まって、自分の心と体の声を聞きながら、できることから少しずつ進めていきましょう。
🌱 A型事業所に進むことで得られる4つのポイント

「働いてみよう」という気持ちを大切にして一歩踏み出すと、日常に少しずつ前向きな変化が生まれます。
A型事業所で得られるのは、収入だけではありません。
① 働いた分の給料が支払われる
A型事業所では雇用契約を結ぶため、最低賃金以上の給料が支払われます。
→ 働いた分が形になることで、自分の力で生活を支えている実感や自信につながります。
② 実践的なスキルが身につく
事業所によって作業内容が異なり、パソコン作業、事務、軽作業、清掃など、実際の仕事に近い業務を経験できます。
→ 支援員のサポートを受けながら、自分に合った働き方や得意なことを少しずつ見つけていけます。
③ 社会的な自立への準備ができる
事業所によっては、雇用保険などの社会保険に加入できる場合もあります。
→ 働くリズムや体調管理を意識する中で、一般就労に向けた土台づくりができます。
④ 仲間やつながりができる
「働きたい」という同じ気持ちを持つ仲間と出会えます。
→ 互いに支え合いながら過ごす中で、孤独感が和らぎ、安心して通える場所になっていきます。

ショート・ケアから一歩進み、社会の中で役割を持つ経験は、あなたの中に眠っていた力や自信を少しずつ呼び起こしてくれます。
A型事業所への移行は、経済的な支えだけでなく、心の成長と前向きな変化をもたらす大切なステップです 。
🕰️ 次の一歩を考えるタイミング|自分の変化にそっと目を向けて

「そろそろ次に進んだほうがいいのかな?」
そんなふうに感じることは、とても自然なことです。
移行のタイミングに、はっきりした正解はありません。
ただし、目安になる小さなサインはあります。
今の自分と照らし合わせながら、無理のない範囲で見てみましょう。
✅生活リズムの変化
- 決まった時間に起きられる日が増えてきた
- 外出することへの負担が少し減ってきた
✅気持ちの変化
- 「何かしてみたい」「働く話を聞いてみたい」と思うことがある
- ショート・ケア以外の場所にも関心が向いてきた
✅ 体調の安定感
- 大きな波はあるものの、回復に時間がかからなくなってきた
- 無理をしなければ、数時間の活動が続けられそうと感じる

こうしたことに、少しずつ「当てはまるかも」と思えるようになったら、移行を考え始める一つのタイミングかもしれません。
🤝無理をしないことが、いちばん大切

「もう働けます」と言い切る必要はありません。
「最近、少しだけ仕事に興味が出てきました」
そんな小さな気持ちを、主治医や相談員さんに伝えるだけで大丈夫です。
あなたの心が「やってみようかな」と自然に前を向いたとき、それが、次の扉を開くいちばんやさしいタイミングです 🌱
🌱 安心して働き続けるために|A型事業所と医療が支える「つながり」

「ショート・ケアを終えたら、一人で頑張らなければならないのでは…」
そんな不安を感じる方も少なくありません。
A型事業所での就労は、一人で抱え込まないための支えがある働き方です。
🏢 事業所でのサポート
- 体調や気持ちの変化を相談できる
- 作業の進め方やペースを一緒に調整してもらえる
- 無理をしない働き方を大切にしてもらえる
🩺 医療とのつながり
- 主治医との通院は継続できる
- 体調を最優先にしながら働ける
- 通院や体調面への配慮が受けられる場合もある
🤝 一人で頑張らなくていい働き方

困ったときに相談できる環境があるからこそ、無理なく、長く働き続けることができます。
周りの支えを借りながら、あなたのペースで一歩ずつ進んでいきましょう 。
📋 精神科ショートケア卒業からA型事業所利用までの流れ - 安心の8ステップ

精神科ショートケアからA型事業所へ移行することを決めたら、具体的にどのような手続きが必要になるのでしょうか。
焦る必要はありません。
一つひとつのステップを確実に進めていくことで、安心して新しいスタートを切ることができます。
- ①主治医への相談と精神科ショートケア スタッフへの伝達
まずは、主治医に「就労継続支援A型を利用したい」と相談し、就労が可能かどうかの判断を仰ぎましょう。
また、精神科ショートケアのスタッフにも相談し、卒業に向けた具体的な時期を調整しましょう。

- ②情報収集・相談
お住まいの地域の相談窓口に連絡し、A型事業所の利用について相談することから始めます。
・市区町村の障害福祉窓口: 障害福祉サービスに関する相談を受け付けています。
・障害者就業・生活支援センター(通称:なかぽつ): 障害のある方の就業面と生活面の一体的な支援を行う機関です。
・相談支援事業所: サービス等利用計画の作成支援など、障害福祉サービス全般の相談・調整を行います。
これらの窓口で、あなたの状況を伝え、A型事業所の概要や利用条件、手続きの流れについて情報収集を行いましょう。

- ③事業所の見学・体験
いくつかのA型事業所の情報を集めたら、実際に興味のある事業所を見学・体験利用することをおすすめします。
見学:事業所の雰囲気、行われている仕事内容、職員の対応などを直接確認できます。
気になることは積極的に質問しましょう。
体験利用: 実際に数日間、業務を体験してみることで、自分に合っているか、無理なく続けられそうかなどを判断できます。
この段階で、「どんな仕事をしてみたいか」「どんな支援があれば安心か」などを具体的にイメージしてみましょう。
気になるA型事業所を見学したり、体験利用を通じて、実際の職場環境や仕事内容を自分の目で確かめてみましょう。

- ④面接・適性確認
事業所で面接を受け、働く意欲や体調、適性などを確認します。
面接に合格すれば次のステップに進みます。

- ⑤障害福祉サービス受給者証の申請
面接通過後、障害者手帳や医師の診断書を用意し、市区町村の福祉課などに「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。
障害福祉サービス受給者証を申請するには、サービス等利用計画書が必要です。
相談支援専門員が、あなたの希望や状況に基づき、どのようなサービスをどのように利用するかをまとめた「サービス等利用計画案」を作成します。
この計画は、あなたがA型事業所で働く上で非常に重要な指針となります。
ご本人やご家族が作成して申請することも可能です。
市区町村の福祉課に提出し、審査の後、受給者証が発行されます。
※この受給者証は、障害福祉サービスを利用するために必須のものです。大切に保管しましょう。
📝関連記事はこちらから
【完全ガイド】就労継続支援A型を利用するには?障害福祉サービス受給者証の取得方法と注意点を徹底解説!

- ⑥雇用契約を結ぶ
受給者証の取得後、正式に事業所と雇用契約を結びます。契約内容や勤務条件について説明を受け、納得した上で契約を進めます。

- ⑦個別支援計画の作成
支援員と相談しながら、働き方や支援内容を具体的に計画した個別支援計画を作成します。

- ⑧利用開始
支援を受けながら実際に就労を開始します。
定期的に面談や計画の見直しを行いながら、働きやすい環境づくりを進めます。

まずは事業所やお住まいの地域の相談窓口での相談をしましょう。
ご利用には障害福祉サービス受給者証が必要となります。
この流れは一般的なもので、自治体や事業所によって多少異なる場合があります。
🌈 新しい環境への不安を「安心」に変える心の持ち方

新しい場所へ行くときは、誰でも緊張するものです。
「また体調を崩したらどうしよう」という不安は、あなたが自分を大切にしようとしている証拠でもあります。
そんな不安を「安心」に変えるための、心のヒントをいくつかお届けします。
- 「60点」を目指して過ごす
- 最初から完璧に働こうとしなくて大丈夫です。
- まずは「決まった時間に行けただけですごい」と自分を褒めてあげましょう。
- 「お試し」の気持ちを忘れない
- 「一生ここで働かなければならない」と気負わず、「まずは数ヶ月、慣れてみよう」という軽い気持ちで。
- もし合わなかったら、また別の道を探せばいい。そう思うだけで心が軽くなります。
- 自分の「取扱説明書」をスタッフに伝える
- 「こういう時に疲れやすいです」「こう言われるとパニックになりやすいです」
- 自分の特性を事前に伝えておくことで、事業所側もあなたに合った配慮がしやすくなります。
- 自分なりのリラックス方法を持っておく
- 仕事から帰ったら好きな音楽を聴く、お気に入りの入浴剤を使うなど。
- オンとオフを切り替える時間を大切にしましょう。

新しい環境に慣れるまで、時間がかかるのはとても自然なことです。
無理に急ぐ必要はありません。
あなたのペースで大丈夫です。
少しずつ「ここなら安心できそう」と感じられる時間を重ねていってくださいね。
💡 よくある質問(FAQ)

-
A型事業所ではどのようなお仕事が多いですか?
-
事業所によりますが、パソコンでのデータ入力、DMの封入、検品・梱包、清掃、調理補助などが一般的です。最近では、動画編集やイラスト制作など、IT系に特化した事業所も増えています。
-
一般企業へ就職するための練習になりますか?
-
はい、もちろんです。A型事業所は、一般就労へのステップアップを目指す場所でもあります。お仕事のスキルだけでなく、「報告・連絡・相談」の練習や、自分の体調に合わせた働き方を身につけることができます。

当事業所トライアングルでは、在宅ワークによるデザイン業務や事務作業をはじめ、一般事務職や福祉サービスの職員として一般就労へとステップアップされた方が多数いらっしゃいます。
ここでの経験を通じて実務スキルや自信を身につけ、それぞれの目標に向かって着実に前進されています。
-
A型事業所に移行すると医療サポートは受けられなくなるのですか?
-
いいえ、主治医の診察や服薬管理は継続できます。事業所と医療機関が連携して、体調に合わせたサポートを受けられます。
🍀 まとめ:あなたのペースで、少しずつ進んでいきましょう

精神科ショート・ケアからA型事業所への移行は、これまで積み重ねてきた「頑張り」が、新しい一歩につながる瞬間です。
ここまで、あなたは自分の心と体を大切にしながら、休む勇気を持ち、一歩ずつ回復してきました。
その歩みはとても大切なものです。
まずは、自分をたくさん労わってあげてください。
新しいお仕事の場は、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
でも、少しずつ馴染むことで、あなたの世界が広がり、新しい自信や喜びを見つけられる場所になります。
完璧を目指す必要はありません。疲れたら休み、困ったら周りのサポートを頼りながら、一歩ずつ進めば大丈夫です。
あなたの未来が、安心と温かさに包まれたものになるように、心から応援しています。
ゆっくり、ゆっくり、自分のペースで歩んでいきましょう。
📝参考(外部)リンク
就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ
就労継続支援A型事業所(京都市)|はたらきまひょ
🌈“やってみたい!”を応援する場所、トライアングルへようこそ!

💡「トライアングル」ってどんなところ?
名前に込めた想い──
「トライ(Try)=挑戦」
「アングル(Angle)=見方を変える」

そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:
利用者さん × スタッフ × 地域社会
この“バランスの三角形”が、私たちの出発点です。
🌱“作業”ではなく、“成長”を育む場所
私たちトライアングルグループは、京都市伏見区の藤森と竹田にて、就労継続支援A型事業所を運営しています。
(※竹田事業所はA型・B型の併設事業所です)

✨あなたの「できるかも」が「できた!」に変わる
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そんな“自分らしく働く”ことを目指す場所です。
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「やってみたいけど不安…」
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だからこそ、失敗を恐れず挑戦できる“安心できる環境”を整えました。
🛠幅広いお仕事と支援体制
あなたの“やってみたい”に合わせて、さまざまな業務をご用意!
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▶詳しくはこちらの「仕事の内容」もご覧ください。
就労に不安がある方も、ブランクがある方も、「挑戦したい」という気持ちがあれば、それだけで充分です。
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「やってみたい」「挑戦してみたい」
——その前向きな気持ちこそが、すべてのはじまりです
あなたが思い描く「なりたい自分」を実現するために、トライアングルは全力で応援します。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。
🏢事業所のご案内
🔹トライアングル藤森(就労継続支援A型事業所)

〒612-0028
京都市伏見区深草飯食町840 セントラルプラザ1階
📞075-644-4123
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)
アクセス:
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🚶JR奈良線「JR藤森駅」 徒歩20分
🚌市バス「藤ノ森」停留所 徒歩2分
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〒612-8446
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🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)
アクセス:
🚶近鉄・地下鉄「竹田駅」 徒歩8分
🚌市バス「竹田内畑町」停留所 徒歩1分
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