発達障がいの特性を活かす仕事選び|向いている仕事の見つけ方 🌿


「頑張っているのに、なぜか仕事がうまく進まない」

「周りの人にはできていることが、自分には少し難しく感じる」
そんな思いを抱えながら、戸惑いや不安を感じている方もいるかもしれません。
働きづらさの理由は、人それぞれさまざまです。
発達の特性(ASD・ADHDなど)が関係している場合、物事の受け取り方や考え方に個性があり、それが環境によっては負担につながることもあると言われています。
一方で、環境や働き方が変わることで、その特性が活かされやすくなることもあります。
そのため、自分に合った働き方を見つけていくことは、とても大切なプロセスのひとつです。
ここでは、無理をしすぎず、自分らしく働くためのヒントをゆっくり探していきます。
少しでも安心して読み進めていただけたら嬉しいです。
目次
1.発達障がいの特性を活かす|自分らしく働ける仕事の具体例🔍

「発達障がい」と一言でいっても、感じ方や得意・苦手は人それぞれです。
同じ診断名があっても、働きやすい環境や向いている仕事の感じ方は大きく異なることがあります。
大切なのは、自分の特性を「欠点」と決めつけるのではなく、ひとつの個性として理解していくこと。
そして、どんな環境や仕事であれば、自分の力を発揮しやすいかを少しずつ考えていくことです。
大切なのは次のポイントです。
ポイント💡
- どんな作業内容か
- どんな環境で働くか
- どんな配慮があるか
例えば、同じ「事務職」でも、電話対応が多い職場もあれば、黙々とデータ入力をする職場もあります。
つまり大切なのは、職種名ではなく、その仕事の“中身”が自分の特性に合っているかどうかという視点です。
ここでは、特性ごとに比較的向いていると言われる仕事の例をご紹介します。
あくまで目安なので、「少し当てはまるかも」くらいの気持ちで、リラックスして読んでみてくださいね。
特性別の適職例
- 🧩 集中力や正確さを活かしやすい仕事
- (主にASD〈自閉スペクトラム症〉の特性がある方)
・ITエンジニア・プログラマー
決まったルールや仕組みを理解し、コツコツ組み立てていく作業が得意な方に向いています。
・データ入力・経理事務
数字や情報を正確に扱う作業で、丁寧さが強みになります。
・校正・検品作業
小さな違いに気づきやすい特性が、そのまま仕事の力になります。
・図書館司書
分類や整理など、秩序だった作業を落ち着いて進められる仕事です。

- 🎨 創造性や行動力を活かしやすい仕事
- (主にADHD〈注意欠如・多動症〉の特性がある方)
・デザイナー・イラストレーター
ひらめきや感性を、目に見える形で表現できます。
・ライター・動画編集
興味のあるテーマに集中し、アイデアを発信することが得意な方に向いています。
・営業
動きのある仕事や毎日変化がある環境の方が力を発揮しやすい場合もあります。
・企画・マーケティング
「こんなのはどうかな?」と新しい発想を活かせる仕事です。

- 👀 視覚的な理解を活かしやすい仕事
- (主にLD〈学習障がい〉の傾向がある方)
・カメラマン・映像制作
言葉よりも、映像や構図で表現する力が活かされます。
・調理・製菓
写真や実物を見ながら手順を覚え、体で覚えていく働き方が合う方もいます。
・フラワーショップ・造園
色や配置、空間のバランス感覚がそのまま仕事に生きます。

🌱 大切にしたい考え方
仕事を考えるときは、職種名だけで判断しないことがポイント。
同じ「事務職」でも、実際の仕事内容はさまざまです。
「どんな作業なら自分に合いそうか」という視点で見ていくと、選択肢も広がっていきます。
2.無理せず力を発揮するために|働きやすさを整える工夫 🤝

「この仕事は向いていそう」と感じられるものに出会えても、職場の環境が自分に合っていなければ、毎日働き続けるのは大変に感じてしまいますよね。
大切なのは、その人自身の特性に合った環境が整っているかどうかです。
そんなときに知っておいてほしいのが、「環境調整」や「合理的配慮」という視点です。
働く環境を少し工夫するだけで、無理をせず、自分らしく力を発揮できるようになることもあります。
「合理的配慮」ってなに?🍀
合理的配慮とは、発達障がいなどの特性がある方が、他の人と同じように安心して働けるように、無理のない範囲で職場が工夫や調整を行うことを指します。
💭「こうしてもらえると助かります」
と伝えることは、決してわがままではなく、自分らしく働くための、前向きな相談です。
📝関連記事はこちらから
就労継続支援A型から一般就労へ ― 企業側の配慮がつなぐ安心の働き方
💡こんな工夫があると、ぐっと働きやすく!

🌱 コミュニケーションの工夫
- 口頭だけでなく、メールやメモなど「あとで見返せる形」で指示をもらう
- 「適宜」「なるべく早く」ではなく、期限や手順を具体的に伝えてもらう
🌱 作業環境の調整
- 音に敏感な場合は、イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンの使用を認めてもらう
- 目からの刺激を減らすため、席の位置を工夫したり、パーテーションを使う
🌱 仕事の進め方の配慮
- たくさんの作業を同時に抱えず、ひとつずつ順番に進められるよう整理してもらう
- 疲れや不安が強くなったとき、少し落ち着ける場所や時間を確保しておく

自分の特性や助けになる工夫を言葉にすることは、自分を大切にする一歩になります。
一人で抱え込まず、周りと協力しながら合った働き方を見つけていきましょう🌸
3.🍀就労継続支援A型事業所とは?

💭「一般企業で働きたい気持ちはあるけれど、まだ自信がない」
💭「いきなりフルタイムは不安。まずは落ち着いた環境で働く練習をしたい」
そんな思いを持つ方にとって、就労継続支援A型事業所(A型事業所)は有力な選択肢のひとつ。
障がい福祉サービスでありながら、雇用契約を結び給与を受け取りながら働けるのが特徴です。
福祉の支援を受けつつ、仕事として働ける――ここが安心につながるポイントです。
就労継続支援A型の特徴と安心ポイント

🌼 最低賃金が保証されている
労働基準法が適用されるため、地域ごとの最低賃金以上のお給料が必ず支払われます。
「働いた分がきちんと評価される」ことは、大きな自信につながります。
🌼 いつでも相談できるサポート体制
サービス管理責任者、そして支援員が常駐しているため、仕事の進め方だけでなく、体調や人間関係の悩みも相談できます。
一人で抱え込まずにすむ環境が整っています。
🌼 無理のないペースを相談しながら働ける
A型事業所では、原則として週20時間以上の勤務が必要となりますが、体調や生活リズムに配慮しながら、勤務時間の組み立てや働き方を相談できる事業所も多くあります。
事業所と話し合いながら、安定して働き続けられるペースを見つけ、慣れてきたタイミングで内容や役割を少しずつ広げていくことも可能です。
🌼 条件により社会保険への加入も可能
勤務時間や日数によっては、雇用保険や社会保険に加入できる場合もあります。

安定した収入とサポートがあるからこそ、焦らず自分のペースで将来を考えられます。
無理なく働きながら、自信を少しずつ取り戻していける場所とも言えるでしょう。
📝A型事業所について詳しくはこちらをご覧ください。
4.🚀 A型事業所から一般就労へ|未来につながるキャリアアップの道

A型事業所は、「ここがゴール」という場所ではありません。
もちろん、A型事業所で無理なく、安定して働き続けることも、とても大切な選択のひとつです。
一方で、

「いつかは一般企業で働いてみたい」
「自分の可能性をもう少し広げてみたい」
そんな思いを、心のどこかに抱いている方も多いのではないでしょうか。
A型事業所での経験は、一般就労に向けた準備期間。
実際に、A型事業所で経験を重ねながら、自分の特性を理解し、配慮してくれる企業へ就職していく方も少なくありません。
一般就労までの道のりは人それぞれですが、多くの方が次のような流れで少しずつ前に進んでいきます。
- ①安定した生活リズムと勤怠を身につける
決まった時間に通い、決まった時間まで働く。
この「無理のない継続」が、一般就労において最も大切な土台になります。
- ②働くスキルと自信を少しずつ積み重ねる
PC作業や事務、軽作業など、日々の仕事を通してスキルを身につけていきます。
小さな「できた」の積み重ねが、自分への信頼につながっていきます。
- ③自分の特性を言葉にできるようになる
支援員と一緒に振り返りを行い、「得意なこと」「苦手なこと」「あると助かる配慮」を整理していきます。
これは、就職後も自分を守る大切な力になります。
- ④就職活動を一人で抱え込まない
履歴書の作成や面接練習、企業実習の調整など、不安になりやすい就職活動も、スタッフがそばで支えてくれます。
🌼 焦らなくて大丈夫。あなたのペースでいい
A型事業所でしっかりと土台を整えてから一歩を踏み出すことが、結果的に長く、安心して働き続けることにつながります。
あなたの未来は、今この瞬間の「無理をしない選択」や「小さな積み重ね」から、少しずつ、確実に育っていきます。

当事業所トライアングルでは、支援員が一人ひとりに寄り添いながら、知識や技術、コミュニケーション力の習得をサポートしています。
模擬面接や履歴書添削、資格取得支援などを通して、安心して次のステップを目指せるよう応援しています。
5.A型事業所のメリットと、自分に合う場所の選び方 ✨

全国には数多くのA型事業所がありますが、どこでも同じというわけではありません。事業所ごとに雰囲気や仕事の内容、得意とする支援の形が異なります。
自分にとっての「最高の居場所」を見つけるためにも、選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
事業所選びのポイント
- 仕事内容が自分の興味・特性に合っているか:
PC作業(デザイン、入力)、事務系、清掃、カフェ、梱包・軽作業など、事業所によって主力業務は様々です。自分の「得意」が活かせそうな内容を選びましょう。 - 支援の雰囲気と相性:
スタッフは話しやすいか、他の利用者の方々の表情はどうか。見学に行った際の「直感」はとても大切です。 - 立地と通勤のしやすさ:
発達障がいのある方の中には、満員電車や長時間の移動が大きなストレスになる方もいます。
無理なく通える範囲かどうかをしっかり確認しましょう。 - 一般就労への移行実績:
将来的に一般企業への就職を目指したい場合は、過去にどれくらいの人が一般就労へ移行したか、どのようなサポートがあるかを聞いてみるのも良いでしょう。

A型事業所選びに正解はひとつではなく、合わないと感じた場合は別の選択肢を考えても大丈夫です。
見学や体験利用は試される場ではなく、自分に合う環境かを確かめる機会なので、肩の力を抜いて安心して働けそうな場所を見つけていきましょう。
6.🌱A型事業所を利用するまでの流れ - 安心の7ステップ

「利用してみたい」と思ったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。
ここでは、利用開始までの基本的な流れを7つのステップで解説します。
- ①情報収集・相談
まずは、お住まいの地域の相談窓口に連絡し、A型事業所の利用について相談することから始めます。
・市区町村の障害福祉窓口: 障害福祉サービスに関する相談を受け付けています。
・障害者就業・生活支援センター(通称:なかぽつ): 障害のある方の就業面と生活面の一体的な支援を行う機関です。
・相談支援事業所: サービス等利用計画の作成支援など、障害福祉サービス全般の相談・調整を行います。
これらの窓口で、あなたの状況を伝え、A型事業所の概要や利用条件、手続きの流れについて情報収集を行いましょう。

- ②事業所の見学・体験
いくつかのA型事業所の情報を集めたら、実際に興味のある事業所を見学・体験利用することをおすすめします。
見学:事業所の雰囲気、行われている仕事内容、職員の対応などを直接確認できます。
気になることは積極的に質問しましょう。
体験利用: 実際に数日間、業務を体験してみることで、自分に合っているか、無理なく続けられそうかなどを判断できます。
この段階で、「どんな仕事をしてみたいか」「どんな支援があれば安心か」などを具体的にイメージしてみましょう。
気になるA型事業所を見学したり、体験利用を通じて、実際の職場環境や仕事内容を自分の目で確かめてみましょう。

- ③面接・適性確認
事業所で面接を受け、働く意欲や体調、適性などを確認します。
面接に合格すれば次のステップに進みます。

- ④障害福祉サービス受給者証の申請
面接通過後、障害者手帳や医師の診断書を用意し、市区町村の福祉課などに「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。
障害福祉サービス受給者証を申請するには、サービス等利用計画書が必要です。
相談支援専門員が、あなたの希望や状況に基づき、どのようなサービスをどのように利用するかをまとめた「サービス等利用計画案」を作成します。
この計画は、あなたがA型事業所で働く上で非常に重要な指針となります。
ご本人やご家族が作成して申請することも可能です。
市区町村の福祉課に提出し、審査の後、受給者証が発行されます。
※この受給者証は、障害福祉サービスを利用するために必須のものです。大切に保管しましょう。
📝関連記事はこちらから
【完全ガイド】就労継続支援A型を利用するには?障害福祉サービス受給者証の取得方法と注意点を徹底解説!

- ⑤雇用契約を結ぶ
受給者証の取得後、正式に事業所と雇用契約を結びます。契約内容や勤務条件について説明を受け、納得した上で契約を進めます。

- ⑥個別支援計画の作成
支援員と相談しながら、働き方や支援内容を具体的に計画した個別支援計画を作成します。

- ⑦利用開始
支援を受けながら実際に就労を開始します。
定期的に面談や計画の見直しを行いながら、働きやすい環境づくりを進めます。

まずは事業所やお住まいの地域の相談窓口での相談をしましょう。
ご利用には障害福祉サービス受給者証が必要となります。
この流れは一般的なもので、自治体や事業所によって多少異なる場合があります。
7.よくある質問(FAQ) ❓

-
障がい者手帳がないと利用できませんか?
-
必ずしも手帳が必要とは限りません。主治医の診断書や意見書があり、自治体からサービス利用の必要性が認められれば、受給者証の発行が可能な場合があります。まずは自治体の窓口で相談してみてください。
-
人間関係が苦手なので、うまくやっていけるか不安です。
-
A型事業所には、同じようにコミュニケーションに不安を感じている方がたくさんいらっしゃいます。支援員も間に入ってサポートしてくれますし、無理に社交的にならなくても、まずは「自分の仕事」に集中することから始めれば大丈夫ですよ。
📝関連記事はこちらから
-
発達障がいがあると、向いている仕事は限られてしまいますか?
-
いいえ、決してそんなことはありません。
大切なのは「職種名」ではなく、仕事内容や働き方が特性に合っているかです。環境次第で、強みを活かせる仕事はたくさんあります。
-
コミュニケーションが苦手でも働けますか?
-
はい、働けます。
会話が少ない仕事や、指示が明確で黙々と進められる業務など、コミュニケーション負担の少ない仕事も多くあります。
8.🌱 まとめ|特性は「弱点」ではなく、あなたらしさの一部

発達障がいの特性は、決してマイナスなものではありません。
合わない環境では生きづらさを感じてしまうこともありますが、環境が合えば、その特性は自然と強みに変わっていきます。
大切なのは、自分を無理に変えようとすることではなく、自分の特性に合った場所や働き方を選ぶこと。
それが、安心して、長く働き続けるための大切な第一歩です。
「ここなら大丈夫」と思える場所に出会えることを、心から願っています。
📝参考(外部)リンク
就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ
就労継続支援A型事業所(京都市)|はたらきまひょ
🌈“やってみたい!”を応援する場所、トライアングルへようこそ!

💡「トライアングル」ってどんなところ?
名前に込めた想い──
「トライ(Try)=挑戦」
「アングル(Angle)=見方を変える」

そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:
利用者さん × スタッフ × 地域社会
この“バランスの三角形”が、私たちの出発点です。
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「やってみたい」「挑戦してみたい」
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あなたが思い描く「なりたい自分」を実現するために、トライアングルは全力で応援します。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。
🏢事業所のご案内
🔹トライアングル藤森(就労継続支援A型事業所)

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京都市伏見区深草飯食町840 セントラルプラザ1階
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アクセス:
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🚌市バス「竹田内畑町」停留所 徒歩1分
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