ALSとともに歩む、新しい働き方 | A型事業所の在宅就労で自分らしく

はじめに
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という診断を受け、これからの生活や仕事に不安を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
しかし、身体の自由が制限されても「社会とつながり、役割を持つ」ことは十分に可能になっています。
就労継続支援A型事業所でも在宅就労が可能ですが、福祉のサポートを受けながら雇用契約を結んで働けるのでALS(筋萎縮性側索硬化症)のある方にとって非常に心強い選択肢です。
今回は、未来への一歩を踏み出すきっかけとなるような、就労継続支援A型事業所の特徴について解説していきます。
目次
1.⏳働く上での課題と必要な配慮

ここでは、ALSのある方が働く上での課題と必要な配慮について分かりやすくお伝えします。
ALSの特性を知ることで、ご自身に合った働き方やを見つけるヒントにつながります。
▶働く上での課題と必要な配慮
ALSは、筋肉を動かす神経が徐々に弱くなることで、手足の動きや発声、飲み込みなどに影響が出る進行性の疾患です。
そのため、働く場面では以下のような課題を感じることがあります。
▼
ALSは症状の進行や体調の変化に個人差があるため、その方に合わせた対応がとても重要です。

こうした課題は決して一人で抱える必要はありません。
A型事業所では障がいや難病に対する理解があるので、無理なく働くことができます。
📝関連記事はこちらから
【難病があっても安心】就労継続支援A型とは?仕組み・条件・利用方法を徹底解説
2.🏠ALSのある方へ | 在宅で働くという新しい選択肢

ここでは、ALSのある方にむけて「在宅就労」について、分かりやすく解説していきます。
ALSは体の動きに制限が出やすい一方で、思考力や判断力は保たれることが多いため、「自分のペースで働きたい」という思いを叶えやすい働き方として在宅就労が注目されています。
▶在宅就労の4つのメリット
かつては「働く=通勤する」という形が一般的でしたが、現在は「在宅就労」という選択肢が広く認められるようになりました。
特にALSのある方にとって、住み慣れた自宅で仕事ができることは、次のようなメリットがあります。
- ① 移動の負担がない
- 外出や通勤に伴う身体的・精神的な疲労を避け、大切な体力を温存できます。
自宅であれば、常に適切なケアを受けられる安心感の中で、リラックスして業務に取り組めるでしょう。

- ② 環境を自分に合わせられる
- 室温調整やデスクの高さ、照明の具合など、自分に最適な作業環境を細かく構築できます。
周囲の視線を気にすることなく、その日のコンディションに合わせて柔軟に休息を挟むことが可能です。

- ③ 医療・介護ケアとの両立
- 訪問看護やリハビリの時間を仕事の合間に組み込みやすく、大切な生活のリズムを崩しません。
吸引や体位変換など、必要なケアを我慢することなく、安全に業務を継続できる環境が整っています。

- ④ 孤独感の解消
- 「誰かの役に立っている」という実感が、日々の生活にハリと自信を与えてくれます。
オンラインを通じて仲間やスタッフと交流することで、心の健康を保ち、社会とのつながりを感じる一助となります。


当事業所トライアングルでは、在宅での就労にも対応しています。
「通所が難しい」「体調に合わせて自宅で働きたい」という方でも、安心してお仕事に取り組める環境を整えています。
メールや電話を通じてスタッフが丁寧にサポートしますので、離れていても一人で悩むことなく、安心して働き続けることができます。
3.💡身体への負担を最小限にするICT技術

ここでは、ALSのある方が身体への負担を抑えながら働くために活用できる、ICT技術や支援デバイスについて分かりやすくご紹介します。
「手が動かしづらくなってきたけれど、本当に仕事ができるの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
現代のICT(情報通信技術)の進歩は、身体の動きを補完し、可能性を大きく広げてくれています。
▶ALSのある方の「働く」を支えるテクノロジー
視線入力装置(アイトラッカー)
目の動きだけでマウスポインタを操作し、クリックや文字入力を行うデバイスで手足の自由が制限された場合でも、視線さえ動かせれば業務を継続することが可能です。
高感度スイッチ
指先や頬などのわずかな動きを感知して信号を送る入力デバイスです。
これを用いることで、PC操作による資料作成も身体に負担をかけず行えるようになります。
音声合成・マイボイスの登録
声が出にくくなる前に自分の声を録音して保存しておく「マイボイス」技術を活用すれば、PCが自分の声でテキストを読み上げてくれます。
ビデオ会議システムを通じて、自宅にいながらチームの一員として会議に参加することも容易です。
分身ロボットの活用
「OriHime(オリヒメ)」などの分身ロボットを遠隔操作することで、物理的にその場にいるような感覚で接客や受付、会議参加が可能になります。
これらのデバイスは、公的な補装具費支給制度や日常生活用具給付等事業の対象となる場合があります。
自身の進行度や作業内容に最適なフィッティングを見つけることが、長く快適に働き続けるための鍵となります。
A型事業所では、こうした最新技術を実際の業務に活かし、専門スタッフのサポートを受けながら「社会とつながる一歩」を踏み出せすことができます。
※なお、これらのICT機器や支援ツールの提供内容は、事業所ごとに異なるので、どのようなサポートが受けられるか、事前に確認しておくと安心です。
4.🏢A型事業所とは

「働きたい」という気持ちはあるものの、体調や環境への不安から一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にとって、安心して働ける選択肢のひとつがA型事業所です。
ここでは、A型事業所の特徴について分かりやすくご紹介します。
▶A型事業所とは

A型事業所は、「働きたい」という気持ちを大切にしながら、自分に合ったペースで社会とつながることができる場所です。
安心できる環境の中で、一歩ずつ自分らしい働き方を見つけていけるのが大きな魅力です。
📝A型事業所について詳しくはこちらをご覧ください。
5.💻在宅で出来るA型事業所の仕事

近年は在宅勤務に対応したA型事業所が増え、身体への負担を抑えながら働ける環境が広がっています。
特にパソコンを使った業務は、姿勢や作業ペースを自分で調整しやすく、体調に合わせた働き方がしやすいのが大きな特徴です。
ここでは、実際にA型事業所でできる在宅仕事の例をご紹介します。
▶A型事業所できる仕事
A型事業所には、次のような在宅できる仕事が用意されています。
※なお、事業所ごとに用意されている仕事は異なります。
📝 Webライティング・文章作成業務
📊 データ入力・リスト作成
🎬 動画の編集・テロップ入れ
🎨 バナー作成・画像編集などのデザイン業務
💻 プログラミング・システム開発のサポート

今の自分にできることから少しずつ取り組むことで、自信ややりがいにもつながっていきます。
A型事業所でサポートを受けながら、自分らしく続けられる働き方を見つけてみませんか。

当事業所トライアングルでは、SNS代行を専門としており、ブログ作成、Instagram、TikTok、YouTubeの動画編集、デザインなどの業務を行っております。こちらの「仕事の内容」ページもご覧ください。
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6.🔍後悔しないA型事業所の選び方

最新のICT技術が揃っていても、それを支える周囲の理解や環境が整っていなければ、本来の力を発揮することは難しくなります。
そこで、ここではALSのある方が在宅ワークを長く、そして安心して続けるために欠かせない「事業所選びのポイント」について詳しく見ていきましょう。
▶A型事業所の選び方
「働きたい」という意欲を支えてくれる場所を選ぶために、以下の点をチェックしてみましょう。
在宅就労の実績とサポート体制
もっとも重要なのは、「完全在宅」での就労が可能か、そしてその実績があるかです。
- ICTサポート: 視線入力装置や高感度スイッチの設定、トラブル時にリモートで助けてくれるスタッフがいるか。
- コミュニケーション: チャットツールでのやり取りがスムーズで、声が出しづらい状況でも意思疎通ができる文化があるか。
身体状況の変化への柔軟な対応
ALSは症状が進行する可能性がある疾患です。
その変化を「課題」ではなく「共に歩むプロセス」と捉えてくれる事業所を選びましょう。
- 業務内容の調整: 手が動かしづらくなった際に、マウス操作中心の業務から視線入力に適した業務へスライドできるか。
- 勤務時間の柔軟性: その日の体調に合わせて、休憩時間をこまめに挟んだり、勤務時間を調整したりする相談に乗ってくれるか。
医療・福祉との連携姿勢
ALSの在宅生活には、訪問看護やリハビリ(OT/ST)との連携が欠かせません。
- 関係機関との共有: ケアマネジャーや作業療法士からのアドバイスを、環境整備(スイッチの設置位置など)に反映させることに積極的か。
- 理解を深める姿勢: スタッフがALSという疾患の特性を理解しようと努めてくれるか。

多くのA型事業所では、「体験利用」が可能です。
ご自身のデバイスが事業所のシステムとスムーズに連携できるか、画面越しに接するスタッフの雰囲気はどうかを、まずは肌で感じてみることをおすすめします。
7.🌱A型事業所を利用するまでの流れ - 安心の7ステップ

「利用してみたい」と思ったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。
ここでは、利用開始までの基本的な流れを7つのステップで解説します。
- ①情報収集・相談
まずは、お住まいの地域の相談窓口に連絡し、A型事業所の利用について相談することから始めます。
・ハローワーク:障害者専門窓口(専門援助部門)では、障害のある方の就職相談やA型事業所の求人紹介、就労に関する情報提供などを行っています。
働き方の希望や就労状況について相談できる窓口です。
・市区町村の障害福祉窓口: 障害福祉サービスに関する相談を受け付けています。
・障害者就業・生活支援センター(通称:なかぽつ): 障害のある方の就業面と生活面の一体的な支援を行う機関です。
・相談支援事業所: サービス等利用計画の作成支援など、障害福祉サービス全般の相談・調整を行います。
これらの窓口で、あなたの状況を伝え、A型事業所の概要や利用条件、手続きの流れについて情報収集を行いましょう。

- ②事業所の見学・体験
いくつかのA型事業所の情報を集めたら、実際に興味のある事業所を見学・体験利用することをおすすめします。
見学:事業所の雰囲気、行われている仕事内容、職員の対応などを直接確認できます。
気になることは積極的に質問しましょう。
体験利用: 実際に数日間、業務を体験してみることで、自分に合っているか、無理なく続けられそうかなどを判断できます。
この段階で、「どんな仕事をしてみたいか」「どんな支援があれば安心か」などを具体的にイメージしてみましょう。
気になるA型事業所を見学したり、体験利用を通じて、実際の職場環境や仕事内容を自分の目で確かめてみましょう。

- ③面接・適性確認
事業所で面接を受け、働く意欲や体調、適性などを確認します。
面接に合格すれば次のステップに進みます。

- ④障害福祉サービス受給者証の申請
面接通過後、障害者手帳や医師の診断書を用意し、市区町村の福祉課などに「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。
障害福祉サービス受給者証を申請するには、サービス等利用計画書が必要です。
相談支援専門員が、あなたの希望や状況に基づき、どのようなサービスをどのように利用するかをまとめた「サービス等利用計画案」を作成します。
この計画は、あなたがA型事業所で働く上で非常に重要な指針となります。
ご本人やご家族が作成して申請することも可能です。
市区町村の福祉課に提出し、審査の後、受給者証が発行されます。
※この受給者証は、障害福祉サービスを利用するために必須のものです。大切に保管しましょう。
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【完全ガイド】就労継続支援A型を利用するには?障害福祉サービス受給者証の取得方法と注意点を徹底解説!

- ⑤雇用契約を結ぶ
受給者証の取得後、正式に事業所と雇用契約を結びます。契約内容や勤務条件について説明を受け、納得した上で契約を進めます。

- ⑥個別支援計画の作成
支援員と相談しながら、働き方や支援内容を具体的に計画した個別支援計画を作成します。

- ⑦利用開始
支援を受けながら実際に就労を開始します。
定期的に面談や計画の見直しを行いながら、働きやすい環境づくりを進めます。

まずは事業所やお住まいの地域の相談窓口での相談をしましょう。
ご利用には障害福祉サービス受給者証が必要となります。
この流れは一般的なもので、自治体や事業所によって多少異なる場合があります。
8.❓よくある質問(FAQ)

ここでは、ALSのある方に向けてよくいただく疑問について、分かりやすくお答えしていきます。
不安や疑問を一つずつ解消しながら、安心して働き方を考えるヒントにしてみてください。
-
どのような仕事が在宅でできますか?
-
パソコンを使った業務が中心になります。
- データ入力
- Webライティング
- 画像編集
- プログラミング
など、身体への負担が少ない仕事が多く用意されています。
-
在宅勤務でもサポートは受けられますか?
-
はい、オンラインでのサポートを受けられることが多いです。
チャットやビデオ通話を通じて、作業の指示や相談ができるため、自宅にいながら安心して働くことができます。
-
症状が進行しても働き続けることはできますか?
-
状況に応じて働き方を調整しながら続けることが可能です。
例えば、手の動きが難しくなった場合は視線入力に切り替えるなど、作業方法を変えることで対応できるケースもあります。
事業所と相談しながら、無理のない形で継続していくことが大切です。
-
機器や環境は自分で用意する必要がありますか?
-
事業所によって異なります。
パソコンや周辺機器を貸し出してくれる場合もあれば、ご自身で準備が必要な場合もありますので、事前に確認してみましょう。
PCに関して、当事業所では原則ご自身での準備をお願いしていますが、中古PCを25,000円(税込)で提供することも可能です。

疑問や不安は誰にでもあるものですが、事前に情報を知り、事業所としっかり相談することで、自分に合った働き方を見つけやすくなります。
まずは見学や相談を通して、自分に合った環境を探すところから、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
9.🌈まとめ

ALSと向き合いながら働くことには、不安や戸惑いがつきものです。
ですが、A型事業所で在宅就労という選択肢を活用することで、身体の状況に合わせながら無理なく社会とつながることが可能になっています。
ICT技術の進化や事業所のサポート体制により、「できないこと」に目を向けるのではなく、「できること」を活かして働く環境が整いつつあります。
自分のペースで働きながら収入を得ることは、生活の安定だけでなく、自信や生きがいにもつながっていくはずです。
大切なのは、一人で抱え込まず、周囲の力を借りながら一歩ずつ進んでいくことです。
小さな挑戦の積み重ねが、やがて大きな安心と未来への希望につながります。
まずは見学や体験利用から始めてみませんか。
📝参考(外部)リンク
就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ
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名前に込めた想い──
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そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:
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🔹トライアングル藤森(就労継続支援A型事業所)

〒612-0028
京都市伏見区深草飯食町840 セントラルプラザ1階
📞075-644-4123
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)
アクセス:
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🚌市バス「藤ノ森」停留所 徒歩2分
🔹トライアングル竹田(就労継続支援A型・B型事業所)

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アクセス:
🚶近鉄・地下鉄「竹田駅」 徒歩8分
🚌市バス「竹田内畑町」停留所 徒歩1分
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