ダウン症があっても大丈夫|A型事業所・B型事業所の違いと自分らしい働き方の見つけ方

喜ぶ男女

「そろそろ働きたいけれど、A型とB型、何が違うの?」

「ダウン症の特性にはどちらのお仕事が向いているんだろう」

そんな疑問を抱えていませんか。

一歩踏み出そうとするあなたの勇気は、とても素晴らしいものです。

この記事では、A型事業所と、自分のペースを大切にするB型事業所の違いを詳しく比較しながら、安心して輝ける場所の見つけ方を優しく解説します。

1.🔍 ダウン症とは

クリニック

ダウン症について

ダウン症(ダウン症候群)は、21番染色体が1本多く存在することによって生じる先天的な染色体異常で、知的発達の遅れや身体的特徴、合併症を伴うことがあります。

ダウン症のある方は、筋肉の緊張が少し弱かったり、心臓などの疾患を伴うことがあったりと、健康面でのケアが必要な場面もあります。

一方で、ダウン症のある方には個人差はありますが、次のような特性が見られることがあります。

ダウン症のある方の特性

  • 誠実で丁寧な取り組み
    ルールや手順を大切にしながら、落ち着いて作業に向き合う方もいらっしゃいます。
  • 豊かな感受性とやさしさ
    周囲の雰囲気や人の気持ちに寄り添い、場を和ませる関わり方が得意な方も見られます。
  • ルーチンワークへの適性
    同じ作業を繰り返し行うことに安心感を持ち、安定して取り組める方もいます。

働く上では、次のような配慮や工夫があると、心身ともに無理なく、安心して長く働き続けることができます。

少し工夫が必要なポイント

  • 具体的でわかりやすい伝え方 
    「10時になったら、この箱をあっちへ5個運んで」のように、具体的で短い言葉で伝えてもらうことで、迷わずスムーズにお仕事に取り組めます。
  • 決まった手順(ルーチン)の活用
     新しいことや急な変化には少しドキドキしてしまいますが、いつも通りの「ルーチンワーク」が決まっていると、とても安心して力を発揮できます。
  • 体調やペースの相談 
    一生懸命になりすぎて疲れを感じやすかったり、自分の体調を言葉で伝えるのが少し苦手な面もあります。
    周囲がこまめに休憩を促すなどの配慮があると安心です。

ダウン症のある方が持つ「誠実さ」や「純粋な一生懸命さ」は、一緒に働く人々に元気を与え、職場を明るく照らす大きなパワーを持っています。

焦らず一歩ずつ、ご家族や支援者と一緒に、あなたらしく輝ける場所を一緒に見つけていきましょう。

📝参考外部リンク
ダウン症とは:日本ダウン症協会

2.⚖️ A型事業所とB型事業所を比較

虫眼鏡の女性

就労継続支援には「A型事業所」と「B型事業所」という2つがありますが、その役割は大きく異なります。

まずは、大まかな違いを整理してみましょう。

A型事業所とB型事業所の違いとは

A型事業所とB型事業所では、受け取るお金の呼び方や契約形態に、はっきりとした違いがあります。

以下の表に、A型とB型の主な違いをまとめました。

自分がどのような条件で働きたいかをイメージしながら確認してみてください。

項目 就労継続支援A型
就労継続支援B型
契約形態 雇用契約を結ぶ 雇用契約を結ばない
主な対象者 一般就労に近い働き方が可能な方 体力や体調に合わせたい方
収入の種類 給与(最低賃金以上) 工賃(作業への報酬)
月額の目安 約8万〜11万円程度 約1.6万〜2万円程度
勤務時間 1日4〜6時間(週20h程度) 短時間(1日1h〜)から可能
社会保険 加入できる(条件による) 加入なし

「まだ毎日働くのは自信がないな」という方はB型事業所から、「ルールを守ってコツコツ働くことが得意」という方はA型事業所から検討してみるのが良いでしょう。

どちらも福祉サービスであることに変わりはありません。

専門のスタッフがそばにいて、困ったときにはいつでも助けてくれる安心感があります。

3.🎨 A型・B型事業所で出来るお仕事

就労継続支援A型事業所 仕事内容

ここでは、A型事業所やB型事業所で「実際にはどんなことをするの?」という疑問にお答えして、ダウン症のある方が活躍されている代表的なお仕事例を紹介します。

A型事業所とB型事業所で出来る仕事

A型・B型事業所にはダウン症のある方、ひとりひとりの特性を活かせる次のような仕事があります。

※なお、事業所ごとに用意されている仕事は異なります。

飲食・接客(カフェ・レストラン)
・料理の盛り付け
・食器洗浄
・テーブルの清掃
・接客など


笑顔での対応が得意な方にとても人気です。
食事
パン・お菓子の製造
・クッキーの型抜き
・生地のこね作業
・パンの成形など


形を作る楽しさがあり、一つひとつ丁寧に仕上げる職人気質な強みが活かせます。
料理・男性
梱包・軽作業
・商品の袋詰め
・シール貼り
・箱の組み立てなど


決まった手順を正確に繰り返す作業で、持ち前の集中力を発揮してスピーディーにこなせます。
箱詰めの軽作業をする女性
清掃・環境整備
・ビル清掃
・公園管理


隅々までピカピカにする達成感があり、体を動かすことが好きな方に向いています。
清掃をする女性
事務作業
・パソコンを使った文字入力
・書類の三つ折り
・封入など


デスクワークを中心にコツコツ取り組みたい方に適しています。
パソコン作業をする男性

これらのお仕事は、すべてスタッフが横について優しく教えてくれます。

最初から完璧にできなくても問題ありません、少しずつ「できること」を増やしていけるのが事業所の良いところです。

4.💡 A型事業所とB型事業所向いてるのはどっち

就労支援事業所

同じダウン症といっても、性格や体力、得意なことは一人ひとり異なります。

ここではA型事業所とB型事業所、どちらがより向いているのかを見極めるためのヒントをお伝えします。

A型事業所とB型事業所どっちがいい?

判断のポイントは、「体調の安定度」や「継続して通えるかどうか」、そして「仕事に対する今の自信や目的」などを総合的に考えることです。

無理のない働き方を選ぶことが大切ですので、今のご自身やご家族の状態に合わせて、以下の点を参考にしてみてください。

A型事業所に向いている方

  • 毎日決まった時間に出勤し、継続的な勤務が見込める方。
  • 💰自分の給料で自立した生活を送りたい、という強い意欲がある。
  • 📝指示された手順を守り、責任を持って仕事を最後までやり遂げたい。

B型事業所に向いている方

  • 🐢 自信がなく、短時間から少しずつ体を慣らしていきたい。
  • 🤝 作業だけでなく、レクリエーションや仲間との交流も大切にしたい。
  • 🍀 生活のリズムが不安定で、急な体調の変化にも柔軟に対応してほしい。

ダウン症のある方は、環境に慣れることで安定して力を発揮される方も多くいらっしゃいます。

そのため、「最初はB型で自信をつけ、A型へステップアップする」という計画的な選択も非常に有効です。

5.🌈 自分に合った事業所を見つけるための方法

A型事業所 チェックリスト

次は具体的な事業所探しです。

同じA型事業所・B型事業所でも事業所ごとに仕事内容や支援体制は多岐にわたります。

長く楽しく続けるためには、実際に足を運び、自分の目で雰囲気を確かめることが何よりも大切です。

以下の「事業所選び方のポイント」を意識して見学に出かけてみましょう。

事業所選びに関する4つのポイント

①作業内容が興味を持てるものか

箱詰めの軽作業をする女性

自分が「やってみたい」「これなら続けられそう」と思える仕事かどうかを確認しましょう。

興味があることなら、上達も早くなりますよ。

②スタッフの接し方は優しいか

面談を受ける男性

ダウン症のある方の特性を理解し、否定せずに褒めて伸ばしてくれる雰囲気があるか、スタッフの対応をよく観察してください。

③視覚支援(マニュアル)が整っているか

ポイントを伝える女性

写真や図を使った分かりやすい手順書があるか。

これらが整っている事業所は、ダウン症のある方にとって働きやすさが格段に違います。

④通いやすさと休憩スペース

出勤する女性

毎日の通勤が負担にならない距離か、疲れた時にリラックスできる休憩場所があるかも、長く続けるための重要な要素です。

無理に決める必要はありませんので、いくつかの事業所を比較しながら、自分にとって心地よく過ごせる場所を見つけていきましょう。

自分に合った環境に出会えることが、安心して働き続けるための大きな一歩になります。

6.🌱 A型事業所を利用するまでの流れ - 安心の7ステップ

就労継続支援A型 ステップ

「利用してみたい」と思ったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。

ここでは、利用開始までの基本的な流れを7つのステップで解説します。

情報収集・相談

まずは、お住まいの地域の相談窓口に連絡し、A型事業所の利用について相談することから始めます。


ハローワーク:障害者専門窓口(専門援助部門)では、障害のある方の就職相談やA型事業所の求人紹介、就労に関する情報提供などを行っています。
働き方の希望や就労状況について相談できる窓口です。


市区町村の障害福祉窓口: 障害福祉サービスに関する相談を受け付けています。


障害者就業・生活支援センター(通称:なかぽつ): 障害のある方の就業面と生活面の一体的な支援を行う機関です。

相談支援事業所: サービス等利用計画の作成支援など、障害福祉サービス全般の相談・調整を行います。


これらの窓口で、あなたの状況を伝え、A型事業所の概要や利用条件、手続きの流れについて情報収集を行いましょう。
就労継続支援 カウンセリング
事業所の見学・体験

いくつかのA型事業所の情報を集めたら、実際に興味のある事業所を見学・体験利用することをおすすめします。


見学:事業所の雰囲気、行われている仕事内容、職員の対応などを直接確認できます。
気になることは積極的に質問しましょう。


体験利用: 実際に数日間、業務を体験してみることで、自分に合っているか、無理なく続けられそうかなどを判断できます。


この段階で、「どんな仕事をしてみたいか」「どんな支援があれば安心か」などを具体的にイメージしてみましょう。

気になるA型事業所を見学したり、体験利用を通じて、実際の職場環境や仕事内容を自分の目で確かめてみましょう。
就労継続支援事業所の利用者と支援員の女性
面接・適性確認

事業所で面接を受け、働く意欲や体調、適性などを確認します。
面接に合格すれば次のステップに進みます。
就労継続支援 カウンセリング
障害福祉サービス受給者証の申請

面接通過後、障害者手帳や医師の診断書を用意し、市区町村の福祉課などに「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。

障害福祉サービス受給者証を申請するには、サービス等利用計画書が必要です。

相談支援専門員が、あなたの希望や状況に基づき、どのようなサービスをどのように利用するかをまとめた「サービス等利用計画案」を作成します。

この計画は、あなたがA型事業所で働く上で非常に重要な指針となります。

ご本人やご家族が作成して申請することも可能です。

市区町村の福祉課に提出し、審査の後、受給者証が発行されます。

この受給者証は、障害福祉サービスを利用するために必須のものです。大切に保管しましょう。


📝関連記事はこちらから

【完全ガイド】就労継続支援A型を利用するには?障害福祉サービス受給者証の取得方法と注意点を徹底解説!
福祉サービス受給者証
雇用契約を結ぶ

受給者証の取得後、正式に事業所と雇用契約を結びます。契約内容や勤務条件について説明を受け、納得した上で契約を進めます。
個別支援計画の作成

支援員と相談しながら、働き方や支援内容を具体的に計画した個別支援計画を作成します。
利用開始

支援を受けながら実際に就労を開始します。

定期的に面談や計画の見直しを行いながら、働きやすい環境づくりを進めます。
就労継続支援A型 喜ぶ男女

まずは事業所やお住まいの地域の相談窓口での相談をしましょう。

ご利用には障害福祉サービス受給者証が必要となります。

この流れは一般的なもので、自治体や事業所によって多少異なる場合があります。

📝参考(外部)リンク

障害のある方に対する相談支援について厚生労働省

わからないことがあれば、支援員や相談支援専門員に遠慮なく相談しながら、一歩ずつ進めていきましょう。

7.❓ A型事業所・B型利用事業所に関するよくある質問

よくある質問

新しいことを始める前に、不安なことは解消しておきましょう。

ここでは、ダウン症のある方やご家族から特によく聞かれる質問をまとめました。

B型からA型、あるいは一般企業へ移ることは可能ですか?

もちろんです!

むしろ、B型からステップアップしていくのは非常に理想的なルートです。

多くの事業所が、あなたのステップアップを全力で応援してくれます。

ダウン症特有の体調の波が心配です。休むことはできますか?

A型・B型どちらも福祉的配慮があるため、事前に相談すれば体調に合わせたお休みや早退が可能です。

無理をして頑張りすぎないことが、長く続けるコツです。

漢字や計算が苦手なのですが、お仕事に支障はありますか?

多くのA型事業所では、写真付きのマニュアルや、一目でわかるチェックリストを用意しています。

文字を読むのが苦手な方でも、目で見て理解できる工夫がされているので、安心してお仕事に取り組めます。

不安なことは、恥ずかしがらずに何でも聞いてみてください。

疑問を少なくしていくことで、緊張も和らぐはずですよ。

8.🍀 まとめ

A型事業所とB型事業所の違い、そしてダウン症のある方が活躍するためのヒントをお届けしてきました。

雇用契約を結んで自立への道を歩む「A型事業所」、自分のリズムを大切にする「B型事業所」。

どちらの道を選んだとしても、そこにはあなたを支えてくれる仲間が待っています。

まずは見学に行くことから始めてみませんか。

あなたが自分らしく、いきいきと働ける場所が見つかることを、心から願っています。

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💡 【完全ガイド】知的障がいのある方にA型事業所が向いている理由
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🚀 迷わず始められる!A型事業所の利用ステップと申請方法を紹介
🏫 はじめてでも安心!就労継続支援A型の見学・体験で見つける方法
🏠 自立を目指す知的障がいのある方へ|A型事業所とグループホームの併用

📝参考(外部)リンク

就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ

🌈“やってみたい!”を応援する場所、トライアングルへようこそ!
就労継続支援事業所トラアングルで働く仲間

💡「トライアングル」ってどんなところ?

名前に込めた想い──
「トライ(Try)=挑戦」
「アングル(Angle)=見方を変える」

障害者就労継続支援事業所トライアングルのロゴマーク

そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:

利用者さん × スタッフ × 地域社会

この“バランスの三角形”が、私たちの出発点です。

🌱“作業”ではなく、“成長”を育む場所

私たちトライアングルグループは、京都市伏見区の藤森と竹田にて、就労継続支援A型事業所を運営しています。
(※竹田事業所はA型・B型の併設事業所です)

✨あなたの「できるかも」が「できた!」に変わる

✨あなたの「好き」や「得意」を一緒に見つける

✨あなたの「挑戦したい」を何度でも応援する

そんな“自分らしく働く”ことを目指す場所です。

💪不安があっても大丈夫。あなたのペースでOK!

「やってみたいけど不安…」

「うまくいかなかったらどうしよう…」

そんな気持ち、私たちはよくわかります。

だからこそ、失敗を恐れず挑戦できる“安心できる環境”を整えました。

🛠幅広いお仕事と支援体制

あなたの“やってみたい”に合わせて、さまざまな業務をご用意!

  • 軽作業
  • 創作・クラフト活動
  • パソコン作業(SNS代行・ブログ作成・デザイン・動画編集など幅広い作業を提供)
  • 在宅ワークも対応可能!
トライアングル藤森の職場風景

詳しくはこちらの「仕事の内容」もご覧ください。

就労に不安がある方も、ブランクがある方も、「挑戦したい」という気持ちがあれば、それだけで充分です。

さらに

📘資格取得支援
💼就職サポート
💬定期面談・個別相談

など、安心のサポート体制も充実!

💬まずは見学・体験からでもOK!

「ちょっと気になる」

「話だけでも聞いてみたい」

そんな方も、見学・体験を随時受付中!

あなたの“はじめの一歩”を、スタッフ一同あたたかくお迎えします。

✨あなたの未来、一緒に描いてみませんか?

「やってみたい」「挑戦してみたい」

——その前向きな気持ちこそが、すべてのはじまりです

あなたが思い描く「なりたい自分」を実現するために、トライアングルは全力で応援します。

どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。


🏢事業所のご案内

🔹トライアングル藤森(就労継続支援A型事業所)

就労継続支援事業所トライアングル藤森の正面

〒612-0028
京都市伏見区深草飯食町840 セントラルプラザ1階
📞075-644-4123
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)

アクセス:
🚶京阪本線「藤森駅」 徒歩5分
🚶JR奈良線「JR藤森駅」 徒歩20分
🚌市バス「藤ノ森」停留所 徒歩2分

🔹トライアングル竹田(就労継続支援A型・B型事業所)

就労継続支援事業所トライアングル竹田の建物外観

〒612-8446
京都市伏見区竹田中内畑町2番地 堀田ビル3階


📞070-3272-4349
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)

アクセス:
🚶近鉄・地下鉄「竹田駅」 徒歩8分
🚌市バス「竹田内畑町」停留所 徒歩1分

各事業所へのアクセスは「アクセス情報」をご覧ください。