就労継続支援A型から一般就労へ!履歴書の書き方と成功するための準備ガイド

就労継続支援A型事業所で経験を積み、次のステップとして一般就労を目指す方は少なくありません。
しかし、いざ履歴書を書こうとすると「どのように事業所での経験をアピールすればいいのか」「障害についてどう記載すべきか」など、悩むポイントが多いものです。
履歴書は、自身を企業にアピールする大切な書類であり、採用担当者が最初に目にする「顔」とも言えます。
適当に書くと魅力が伝わらず、せっかくのチャンスを逃すことも。
本記事では、一般就労を目指す方が採用を勝ち取るための履歴書の書き方を、記入例やポイントとともにわかりやすく解説します。
基本情報の書き方から自己PR・志望動機のまとめ方、障害への配慮の伝え方まで、この記事を読めば自信を持って履歴書を作成できます。
あなたの魅力を最大限に引き出し、理想の職場への第一歩を踏み出しましょう!
目次
- なぜ履歴書が重要なのか:採用担当者が見るポイント
- 履歴書作成の基本を押さえよう
- A型事業所での経験を履歴書に活かす方法
- 志望動機・自己PRの書き方のポイント
- 障害や体調面の配慮を履歴書に書く場合
- 履歴書を見やすくする6つのポイント
- その他の注意点と提出前のチェックリスト
- 封筒の書き方と提出方法
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:A型事業所の経験を強みに、一般就労への一歩
就労継続支援A型から一般就労を目指す流れ

就労継続支援A型事業所(A型事業所)での仕事は、雇用契約を結び最低賃金以上の給与を得ながら、働く習慣やスキルを身につけられるのが特徴です。
A型事業所での経験は、一般就労への大きなステップとなります。
働く習慣やスキルを身につけることで、企業からも実務経験として評価されるのが特徴です。
一般就労へ移行するには
- 事業所での経験や習得したスキルを整理する
- 自分の強みや課題を把握する
- 企業にわかりやすく伝える準備をする
ことが重要です。

A型事業所での経験を整理し、自分の強みを明確にすることで、一般就労への道はぐっと近づきます。
しっかり準備を整え、自信を持って次のステージへ進みましょう。
なぜ履歴書が重要なの?採用担当者が見るポイント
履歴書は単なる個人情報の一覧ではなく、採用担当者があなたの能力や適性を判断する重要な資料です。

- 基本的な情報とマナー:
- 氏名、連絡先、学歴、職歴など、基本情報が正確に記載されているか。
- 誤字脱字はないか、丁寧な字で書かれているか、期日までに提出されているか。
- 写真が適切か(清潔感があるか、サイズが合っているか)。
- スキルと経験:
- 応募職種に関連する経験やスキルがあるか。
- 資格や免許は適切に記載されているか。
- 人物像と熱意:
- 自己PRや志望動機から、どのような人物なのか、入社への熱意はどの程度か。
- 企業の文化や求める人物像と合致しているか。
- 長期的に働いてもらえそうか。
- 障害への理解と配慮(必要な場合):
- 障害の状況について適切に説明されているか。
- 必要な配慮について具体的に記載されているか。
- 企業で働く意欲や、これまでの就労経験から得た強みは何か。

履歴書は、企業が『この人に会ってみたい』と思うかどうかを判断する最初のポイントです。
だからこそ、丁寧に、かつ考えて作ることがとても大切です。
履歴書作成の基本を押さえよう!

履歴書はあなたを採用担当者に紹介する最初のツールです。
形式や見やすさに配慮することで、第一印象が大きく変わります。
履歴書に記入すべき基本情報は以下の通りです。
- 氏名・連絡先:フルネーム、住所、電話番号、メールアドレス
- 写真:清潔感のある正面写真、3か月以内に撮影したものが望ましい
- 学歴・職歴:学歴は中学卒業以降、職歴は直近から遡って記入
- 資格・免許:業務に関連するものを優先
- 自己PR・志望動機:応募職種に沿った経験や強みを具体的に
ポイント💡

- 手書きでもパソコン作成でも可。応募先の指定があればそれに従う
- 日付や誤字脱字の確認は必須
- 写真は清潔感と印象の良さを重視
基本ルールを押さえることで、採用担当者に誠実さと安心感を伝えられます。
次に、A型事業所での経験をどうアピールするかを見ていきましょう。
A型事業所での経験を履歴書に活かそう!

A型事業所での経験は、一般就労でも活かせる貴重なスキルです。
書き方次第で「即戦力」としての印象を与えることが可能です。
履歴書に書く際のポイントは以下の通りです。
具体的な業務内容
- 例:データ入力、軽作業、在宅ワーク、電話応対補助など
- 業務内容は簡潔に箇条書きでまとめる
習得したスキル
- PC操作(Word・Excel)、作業の正確性、時間管理能力
- コミュニケーション能力、報告・連絡・相談の経験
成果や工夫
- 例:作業効率を上げるためにチェックリストを作成
- 例:体調に合わせた作業ペース調整で納期を守った
体調管理や自己管理の経験
- 障害や体調面の配慮方法も前向きに書く
- 例:座り作業時は休憩を取りながら集中力を維持
「具体例」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職務内容 | データ入力業務、在宅での資料整理 |
| 習得スキル | Word・Excelの基本操作、作業効率化 |
| 工夫・成果 | 作業チェックリスト作成で納期遵守 |
| 体調配慮 | 在宅作業で自分の体調に合わせた作業ペースの確保 |

A型事業所での経験は、単なる福祉的就労ではなく、一般企業で通用するスキルとして十分アピールできます。
志望動機・自己PRの書き方のポイント

履歴書で最も印象を左右するのが、志望動機と自己PRです。
応募先に「働きたい理由」と「貢献できること」を明確に伝えましょう。
志望動機
- 企業の理念や事業内容に共感した理由を書く
- 自分の経験がどのように役立つかを具体的に記載
自己PR
- 長所だけでなく、A型事業所で得た経験や工夫を具体的に書く
- 例:「A型事業所でデータ入力を担当し、正確性とスピードを意識して作業できました。この経験を活かし、御社でも正確かつ効率的に業務を進めていきたいです」

具体的な経験や数字、工夫を交えて書くことで、採用担当者にわかりやすく印象づけられます。
障害や体調面の配慮を履歴書に書く場合

障害や体調面の配慮を履歴書に書くかどうか迷う方も少なくありません
大切なのは、ネガティブに伝えるのではなく、『働くための工夫』として前向きに書くことです。
例えば・・
- ネガティブな表現は避け、業務上支障がないことをアピール
例①「聴覚に特性があるため、電話対応は少なめの環境で能力を発揮できます」
例②「体調管理のため、作業開始前に軽いストレッチを行い集中力を維持しています」
集中力を保つための休憩方法や、業務効率を上げるための作業ペースの工夫などを具体的に示すと、採用担当者に安心感を与えながら、自分の能力をアピールできます。
配慮事項は「業務を円滑に進めるための工夫」として書くことで、企業に安心感を与えられます。
履歴書を見やすくする6つのポイント

履歴書は内容だけでなく、見やすさも採用担当者の評価における大事なポイントです。
- 文字の大きさ・書体:標準フォントで読みやすく
- 行間・余白:詰めすぎず、適度に空白を設ける
- 箇条書き:業務内容やスキルは箇条書きで整理
- 修正液や消し跡:手書きの場合は特に清潔感を意識
- 応募書類全体で一貫性を持たせる:履歴書と職務経歴書、そして面接での発言内容に一貫性を持たせることが重要
- 応募企業への配慮も忘れずに:必要な配慮を伝える際は、「企業に負担をかける」という印象を与えないよう、「自分ができること」「貢献できること」とセットで伝える

オンライン提出の場合はPDF形式で保存すると、レイアウトが崩れず安心です。
採用担当者がスムーズに情報を確認できる履歴書は、あなたの印象をより良く見せることができます。
🔍その他の注意点と提出前のチェックリスト

提出前の確認は、履歴書の完成度を高める重要なステップです。
ここでは、履歴書作成時に押さえておきたい注意点と、提出前に必ず確認したいチェックリストをご紹介します。
✅ 誤字脱字、記入漏れの確認
提出前に必ず何度も見直し、誤字脱字や記入漏れがないかを確認しましょう。
可能であれば、第三者にもチェックしてもらうと安心です。
✅清書は丁寧に
手書きの場合は、丁寧に楷書で記入します。
間違えてしまった場合は、修正液や修正テープは使わず、新しい履歴書に書き直しましょう。
パソコンで作成する場合も、フォントやレイアウトを整え、見やすいものにしましょう。

✅チェックリスト
- 氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレスは正しいか
- 学歴・職歴の年月に誤りや抜けがないか
- 志望動機・自己PRは簡潔で具体的に書かれているか
- A型事業所での経験やスキルが適切にアピールできているか
- 障害や体調面の配慮は前向きな工夫として伝えられているか
- 誤字脱字や表記ゆれがないか(例:株式会社/(株))
- 写真の貼り付け位置やサイズに問題はないか
- 折れ・汚れ・印刷のかすれなどがないか
- 封筒・宛名・送付状(同封する場合)の記入に誤りがないか

上記のリストを参考に、提出前にもう一度チェックリストを確認し、自信を持って応募書類を届けましょう。
丁寧に整えた履歴書は、あなたの努力と熱意をきっと後押ししてくれるはずです。
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封筒の書き方

- 表:
- 中央に「履歴書在中」または「応募書類在中」と朱書きし、縦長の赤枠で囲みます。
- 左下に募集先の部署名、宛名を記載します(「〇〇株式会社 人事部御担当者様」など)。
- 中央に「履歴書在中」または「応募書類在中」と朱書きし、縦長の赤枠で囲みます。
- 裏:
- 左下にあなたの氏名と住所を記載します。
提出方法
- 郵送の場合は、クリアファイルに入れて封筒に入れましょう。
雨や汚れから書類を守ります。 - 持参の場合は、手渡しではなく、受付で担当者の方に渡しましょう。

支援員や家族など第三者の目を入れると、自分では気づきにくい改善点が客観的に見えてきます。
仕上げに丁寧に見直せば、採用担当者に信頼と安心を与える履歴書になります。
よくある質問(FAQ)

-
A型事業所での経験は履歴書に書くべきですか?
-
はい、記載をおすすめします。一般企業でも通用するスキルや働き方を示せる重要な実績です。応募職種に関係する内容を中心に、簡潔に書きましょう。
-
障害や体調の配慮は履歴書に書いた方が良いですか?
-
必要に応じて、前向きに「働く工夫」として記載すると効果的です。例:「集中力を保つために休憩を取り入れています」など。
-
職歴が短い、ブランクがある場合はどう書けば良いですか?
-
短期間でも正直に記載しましょう。ブランクは「一身上の都合により」と簡潔に書き、面接で前向きに説明できる準備をしておくと安心です。
-
履歴書は手書きとパソコン、どちらが良いですか?
-
どちらでも問題ありません。最近はパソコン作成が主流ですが、手書きは丁寧さや熱意が伝わる場合もあります。応募先の指定がある場合は必ず従いましょう。
-
志望動機や自己PRはどのくらい書けば良いですか?
-
1〜2段落程度が理想です。A型事業所での経験や成果を具体的に挙げ、応募先でどう貢献できるかを書きましょう。

当事業所トライアングルでは、利用者の皆さまが安心して成長できるよう、支援員が一人ひとりに寄り添いながら 知識・技術・コミュニケーション力の習得を丁寧にサポート しています。
さらに、模擬面接や履歴書添削、適職診断などの就職支援も充実。
将来のステップアップを見据え、実践的なサポートを行っています。
また希望者には 資格取得支援 も行い、将来のステップアップを応援しています。
まとめ:A型事業所の経験を強みに、一般就労への一歩を

履歴書は、あなたの個性やスキルを伝える大切なツールです。
基本情報を正確に書き、志望動機や自己PRは応募先に合わせて具体的にまとめましょう。
障害や体調の配慮は「働く工夫」として前向きに表現することがポイントです。
A型事業所で培った経験は、一般就労でも大きな強みになります。
誤字脱字をなくし、見やすく仕上げることで、採用担当者に安心感と信頼を与える履歴書になります。
自分の経験に自信を持ち、理想の職場への一歩を踏み出しましょう。
📝参考(外部)リンク
就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ
就労継続支援A型事業所(京都市)|はたらきまひょ
🌈“やってみたい!”を応援する場所、トライアングルへようこそ!

💡「トライアングル」ってどんなところ?
名前に込めた想い──
「トライ(Try)=挑戦」
「アングル(Angle)=見方を変える」

そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:
利用者さん × スタッフ × 地域社会
この“バランスの三角形”が、私たちの出発点です。
🌱“作業”ではなく、“成長”を育む場所
「トライアングル」は、就労継続支援A型・B型の事業所ですが、ただ作業をこなすだけの場所ではありません。

✨あなたの「できるかも」が「できた!」に変わる
✨あなたの「好き」や「得意」を一緒に見つける
✨あなたの「挑戦したい」を何度でも応援する
そんな“自分らしく働く”ことを目指す場所です。
💪不安があっても大丈夫。あなたのペースでOK!

「やってみたいけど不安…」
「うまくいかなかったらどうしよう…」
そんな気持ち、私たちはよくわかります。
だからこそ、失敗を恐れず挑戦できる“安心できる環境”を整えました。
🛠幅広いお仕事と支援体制
あなたの“やってみたい”に合わせて、さまざまな業務をご用意!
- 軽作業
- 創作・クラフト活動
- パソコン作業(SNS代行・ブログ作成・デザイン・動画編集など幅広い作業を提供)
- 在宅ワークも対応可能!

▶詳しくはこちらの「仕事の内容」もご覧ください。
就労に不安がある方も、ブランクがある方も、「挑戦したい」という気持ちがあれば、それだけで充分です。
さらに
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「やってみたい」「挑戦してみたい」
——その前向きな気持ちこそが、すべてのはじまりです
あなたが思い描く「なりたい自分」を実現するために、トライアングルは全力で応援します。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。
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