障がいのある方のメンタルパフォーマンスとは?心と体の波を整えて自分らしく働く方法


「今日はどうしても体が重い」

「昨日はあんなに頑張れたのに、今日はやる気が出ない……」
障がいや特性と向き合いながら働く中で、このような「心の波」を感じることは決して少なくありません。
日々の体調や気分の変化をどうコントロールし、自分らしく仕事を続けていくか。その鍵となるのが「メンタルパフォーマンス」という考え方です。
この記事では、メンタルパフォーマンスを安定させるための具体的なコツや、それを支える「就労継続支援A型事業所(以下、A型事業所)」の活用方法について、わかりやすく解説します。
📄 目次
1. 📋 メンタルパフォーマンスとは?|心と体の「ちょうどいい」を見つけよう

メンタルパフォーマンスとは、心と体の調子が整い、無理をせずに自分らしい力を発揮できている状態のことを指します。
「いつも元気で前向きでいなければならない」という意味ではありません。
- 気持ちが落ち着いていること
- がんばりすぎていないこと
- 自分のペースで物事に向き合えていること

こうした日々の小さな安定の積み重ねが、メンタルパフォーマンスを支えています。
日によって調子が違うのは、とても自然なことです。
最近では、この「メンタルパフォーマンス(メンパ)」という考え方が、若い世代を中心に注目されはじめています。
心の豊かさや安らかさ、感情が大きく揺れ動かない“凪(なぎ)”のような状態を大切にする姿勢は、コスパやタイパに続く、新しい価値観として注目されています。
大切なのは、がんばり続けることではなく、今の自分にとっての「ちょうどいい」を知ること。
心と体の声に耳を傾け、無理のないリズムで過ごすことが、集中力や意欲を保ち、毎日を穏やかに前へ進める力につながっていきます🌱
2. 🌊 障がいがある中で感じる「心の波」とメンタルパフォーマンスの関係

障がいやの特性によっては、気圧の変化や睡眠の質、ちょっとした人間関係の出来事だけでも、心の調子が大きく揺れ動くことがあります。
こうした「心の波」があることは、決してあなたの努力不足ではありません。
むしろ、それだけ周囲の変化を敏感に感じ取れる、繊細さを持っているということでもあります。
大切なのは、波を無理に消そうとすることではありません。
波にうまく乗りながらも、流されきらず、自分の軸を持つことです。
たとえば、

「今日は波が高いから、無理をせずペースを落とそう」

「今日は穏やかだから、少しだけ挑戦してみよう」
その日の体調や気分に合わせて、できることを選び直すことは、自分を守るための大切な工夫です。
心の波は、決して敵ではありません。
「今の自分はこんな状態だよ」と教えてくれる、心からのサインです。
無理に逆らう必要はなく、振り回されそうなときは、波に身をゆだねながら、進む方向だけを見失わなければ大丈夫。
自分の状態を受け入れられるようになると、無理な頑張りによる疲れを防ぎやすくなり、気持ちも少しずつ整っていきます。
心の波を責めるのではなく、自分を守るための合図として受け取れるようになったとき、自分にやさしく過ごせる時間が、少しずつ増えていきます🌱
3. 🛡️ A型事業所でメンタルパフォーマンスが安定しやすい理由とは

体調や気持ちの波をひとりで抱えながら働くことは、思っている以上に大きな負担になります。
「がんばらなきゃ」と無理を重ねるほど、心が疲れてしまうことも少なくありません。
そんなときに、支えとなってくれるのが就労継続支援A型事業所(A型事業所)です。
A型事業所では、雇用契約を結び、スタッフのサポートを受けながら働くことができます。
困ったときや不安なときに、ひとりで抱え込む必要はありません。
また、A型事業所は、ただ作業をこなす場所ではなく、日々の会話や面談を通して、「どうすれば無理なく働けるか」を一緒に考えていく場所です。
あなたの状態に合わせた働き方を、少しずつ整えていくことができます🌱
例えば・・
- 体調に合わせた相談: 「今日は少し集中力が続きにくい」と感じたとき、それをスタッフに伝え、休憩を調整したり業務内容を相談したりできます。
- 専門的なアドバイス: サービス管理責任者や支援員が、メンタル面と実務面の両方からサポートします。
- ステップアップの支援: パフォーマンスが安定してきたら、業務のスキルアップや一般就労への挑戦も一緒に計画できます。

一人で抱え込まず、プロのサポートを受けながら働くことで、メンタルパフォーマンスを大きく崩すことなく、自信を持って社会と関わっていくことができるのです。
4. 🍃 日常でできるメンタルパフォーマンスの整え方

メンタルを安定させるためには、仕事の時間だけでなく、日常の中で「自分をいたわるひととき」を持つことが大切です。
むずかしいことや、新しい習慣を無理に始める必要はありません。
「これをしていると、少しホッとするな」と感じることを、ほんの少し取り入れるだけで十分です。
温かい飲み物をゆっくり飲む、好きな音楽を数分聴く――そんな小さな時間が、心をやさしく整えてくれます。
日々の中で取り入れやすいセルフケアには、次のようなものがあります。
- 睡眠のリズムを整える
しっかり眠ることは、心と頭を休ませるいちばんの回復時間です。 - 気持ちを書き出す(ジャーナリング)
モヤモヤを紙に出すだけで、考えや感情が整理されやすくなります。 - 「できたこと」に目を向ける
「起きられた」「挨拶できた」など、小さな一歩を自分で認めてあげましょう。 - 体をゆっくり動かす
深呼吸や軽いストレッチだけでも、心と体の緊張が和らぎます。 - 情報から少し距離を置く
スマホやSNSを見ない時間をつくることで、心の疲れがやわらぎます。
など


セルフケアで最も大切なのは、自分にとって「心地よい」と感じるものを選ぶことです。
「やらなければならない」ではなく「やると少し楽になる」ものを見つける。
その小さな楽しみが、結果として仕事中の安定感、つまり良好なメンタルパフォーマンスへと繋がっていくのです。
5.🤝 頼ることは弱さじゃない。心を守る働き方

「迷惑をかけたくない」
「自分のことは自分でやらなきゃ」
そんな思いから、つい無理をしてしまうことはありませんか?
でも実は、今の自分の状態を周りに伝え、助けを求めることは、働き続けるための大切な“力”のひとつです。
決して弱さではなく、自分を大切にするための前向きな行動なのです。
A型事業所では、ひとりで悩みを抱え込まずに相談してもらえることが、スタッフにとっても大きな安心につながります。
共有することで、無理のない働き方を守り、職場全体が穏やかに回るためにも、とても大切なことです。
「うまく話せるか不安…」と感じる方は、まずは短い言葉で伝えることから始めてみてください。

「今日は集中しにくいので、少し休憩を多めにしてもいいですか?」

「この作業、もう一度だけ確認させてもらえますか?」

「少し気持ちが不安定で…あとで短くお話しできますか?」
伝えることは、決して弱さではありません。
誰かに今の気持ちや状況を共有することで、心に少し余裕が生まれます。
その安心感が、無理をせず、自分らしく働き続けるための大きな支えになっていくのです。
6.☕️ ちゃんと休めていますか?パフォーマンスを保つための大切な休息

メンタルパフォーマンスを語る上で、意外と見落とされがちなのが「休息」の重要性です。
真面目な方ほど、「休むことは悪いこと」「怠けている」と感じてしまいがちですが、実際にはその逆です。
機械がオーバーヒートする前に冷却が必要なように、私たちの心と体も、疲れ切ってしまう前にこまめに休息を取る必要があります。
休むことは、次のステップへ進むための「前向きな準備」であり、立派な仕事の一部であると考えてみてください。
質の高い休息を取るために、以下のような「休みのルール」を自分の中に作っておくのも良い方法です。
point💡
- オンとオフの切り替え: 仕事が終わったら仕事のことは考えない。スマートフォンの通知を切る時間を作る。
- 「何もしない」を肯定する: 休日を充実させようと焦らず、ただぼーっとする時間を自分に許してあげましょう。
- 早めのSOS: 「まだ頑張れる」は、もう限界が近いサインかもしれません。早めに横になる勇気を持ちましょう。

しっかりと充電ができていれば、自然と次の日のパフォーマンスは向上します。
「休む勇気」を持つことは、結果として、無理をせず自分らしく、長く安定して働き続けるための大切な支えになります。
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疲れやすいあなたへ|脳疲労を知って、無理なく働くためのやさしいヒント
心の疲れをためないコツ!A型事業所で長く働くための“やさしいメンタルデトックス術”
7.🌱A型事業所を利用するまでの流れ - 安心の7ステップ

「利用してみたい」と思ったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。
ここでは、利用開始までの基本的な流れを7つのステップで解説します。
- ①情報収集・相談
まずは、お住まいの地域の相談窓口に連絡し、A型事業所の利用について相談することから始めます。
・市区町村の障害福祉窓口: 障害福祉サービスに関する相談を受け付けています。
・障害者就業・生活支援センター(通称:なかぽつ): 障害のある方の就業面と生活面の一体的な支援を行う機関です。
・相談支援事業所: サービス等利用計画の作成支援など、障害福祉サービス全般の相談・調整を行います。
これらの窓口で、あなたの状況を伝え、A型事業所の概要や利用条件、手続きの流れについて情報収集を行いましょう。

- ②事業所の見学・体験
いくつかのA型事業所の情報を集めたら、実際に興味のある事業所を見学・体験利用することをおすすめします。
見学:事業所の雰囲気、行われている仕事内容、職員の対応などを直接確認できます。
気になることは積極的に質問しましょう。
体験利用: 実際に数日間、業務を体験してみることで、自分に合っているか、無理なく続けられそうかなどを判断できます。
この段階で、「どんな仕事をしてみたいか」「どんな支援があれば安心か」などを具体的にイメージしてみましょう。
気になるA型事業所を見学したり、体験利用を通じて、実際の職場環境や仕事内容を自分の目で確かめてみましょう。

- ③面接・適性確認
事業所で面接を受け、働く意欲や体調、適性などを確認します。
面接に合格すれば次のステップに進みます。

- ④障害福祉サービス受給者証の申請
面接通過後、障害者手帳や医師の診断書を用意し、市区町村の福祉課などに「障害福祉サービス受給者証」の申請を行います。
障害福祉サービス受給者証を申請するには、サービス等利用計画書が必要です。
相談支援専門員が、あなたの希望や状況に基づき、どのようなサービスをどのように利用するかをまとめた「サービス等利用計画案」を作成します。
この計画は、あなたがA型事業所で働く上で非常に重要な指針となります。
ご本人やご家族が作成して申請することも可能です。
市区町村の福祉課に提出し、審査の後、受給者証が発行されます。
※この受給者証は、障害福祉サービスを利用するために必須のものです。大切に保管しましょう。
📝関連記事はこちらから
【完全ガイド】就労継続支援A型を利用するには?障害福祉サービス受給者証の取得方法と注意点を徹底解説!

- ⑤雇用契約を結ぶ
受給者証の取得後、正式に事業所と雇用契約を結びます。契約内容や勤務条件について説明を受け、納得した上で契約を進めます。

- ⑥個別支援計画の作成
支援員と相談しながら、働き方や支援内容を具体的に計画した個別支援計画を作成します。

- ⑦利用開始
支援を受けながら実際に就労を開始します。
定期的に面談や計画の見直しを行いながら、働きやすい環境づくりを進めます。

まずは事業所やお住まいの地域の相談窓口での相談をしましょう。
ご利用には障害福祉サービス受給者証が必要となります。
この流れは一般的なもので、自治体や事業所によって多少異なる場合があります。
📝参考(外部)リンク
障害のある方に対する相談支援について|厚生労働省
わからないことがあれば、支援員や相談支援専門員に遠慮なく相談しながら、一歩ずつ進めていきましょう。
どのステップでも、焦る必要はありません。
自分の心が「ここなら大丈夫そうかな」と感じるタイミングを大切にしてください。一歩踏み出すその勇気が、未来のあなたを支える大きな力になります。
8. ❓ よくある質問(FAQ)メンタルと仕事の両立に関する不安

最後に、メンタルパフォーマンスと仕事の両立について、多くの方が抱きやすい疑問をFAQ形式でまとめました。
-
メンタルが不安定で、毎日通えるか不安なのですが……。
-
最初から完璧な皆勤を目指さなくても大丈夫です。多くの事業所では、週3日から始めるなど、体調に合わせて通所日数を調整できる「ステップアップ」の仕組みがあります。まずは「通える日を大切にする」ことから始めましょう。
-
A型事業所から一般企業への就職(一般就労)を目指すことは可能ですか?
-
はい、可能です。A型事業所は、働く経験を通じてスキルや体力を身につけ、一般就労へステップアップするための場所でもあります。ハローワーク等と連携した就職支援を受けることもできます。

当事業所トライアングルでは、利用者の皆さまが安心して成長できるよう、支援員が一人ひとりに寄り添いながら 知識・技術・コミュニケーション力の習得を丁寧にサポート しています。
さらに、模擬面接や履歴書添削、適職診断などの就職支援も充実。
将来のステップアップを見据え、実践的なサポートを行っています。
また希望者には 資格取得支援 も行い、将来のステップアップを応援しています。
-
人間関係に不安があるのですが、相談に乗ってもらえますか?
-
はい。職場の人間関係はメンタルパフォーマンスに大きく影響します。困ったことや不安なことがあれば、支援員が間に入って調整したり、面談でじっくりお話を伺ったりする体制が整っています。
9.🌱 おわりに|あなたのペースで、ゆっくりで大丈夫

心や体に波がある中で働くことは、決して簡単なことではないかもしれません。
それでも「自分らしく働きたい」と思いながら、ここまで読んでくださったあなたは、すでにご自身を大切にしようと、静かに一歩を踏み出しています。
調子よく過ごせる日も、思うようにいかない日も、どちらもあなたにとって自然で、かけがえのない時間です。
無理に比べたり、責めたりしなくても大丈夫。
時に立ち止まりたくなる日があっても、それは前に進んでいないわけではありません。
心の波を感じながら、そっと寄り添うように過ごし、流されすぎそうなときは、ほんの少し自分の足元を確かめてみる。
それだけで十分。
あなたの歩幅で進む道は、あなただけの大切な道です。
ゆっくりでも、遠回りに感じても、その歩みはきっと意味のあるものです。
📝参考(外部)リンク
就労継続支援A型事業所(全国版)|LITALICO仕事ナビ
就労継続支援A型事業所(京都市)|はたらきまひょ
🌈“やってみたい!”を応援する場所、トライアングルへようこそ!

💡「トライアングル」ってどんなところ?
名前に込めた想い──
「トライ(Try)=挑戦」
「アングル(Angle)=見方を変える」

そして「トライアングル」が大切にしている三つの視点:
利用者さん × スタッフ × 地域社会
この“バランスの三角形”が、私たちの出発点です。
🌱“作業”ではなく、“成長”を育む場所
私たちトライアングルグループは、京都市伏見区の藤森と竹田にて、就労継続支援A型事業所を運営しています。
(※竹田事業所はA型・B型の併設事業所です)

✨あなたの「できるかも」が「できた!」に変わる
✨あなたの「好き」や「得意」を一緒に見つける
✨あなたの「挑戦したい」を何度でも応援する
そんな“自分らしく働く”ことを目指す場所です。
💪不安があっても大丈夫。あなたのペースでOK!

「やってみたいけど不安…」
「うまくいかなかったらどうしよう…」
そんな気持ち、私たちはよくわかります。
だからこそ、失敗を恐れず挑戦できる“安心できる環境”を整えました。
🛠幅広いお仕事と支援体制
あなたの“やってみたい”に合わせて、さまざまな業務をご用意!
- 軽作業
- 創作・クラフト活動
- パソコン作業(SNS代行・ブログ作成・デザイン・動画編集など幅広い作業を提供)
- 在宅ワークも対応可能!

▶詳しくはこちらの「仕事の内容」もご覧ください。
就労に不安がある方も、ブランクがある方も、「挑戦したい」という気持ちがあれば、それだけで充分です。
さらに
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💼就職サポート
💬定期面談・個別相談
など、安心のサポート体制も充実!
💬まずは見学・体験からでもOK!
「ちょっと気になる」
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そんな方も、見学・体験を随時受付中!
あなたの“はじめの一歩”を、スタッフ一同あたたかくお迎えします。
✨あなたの未来、一緒に描いてみませんか?
「やってみたい」「挑戦してみたい」
——その前向きな気持ちこそが、すべてのはじまりです
あなたが思い描く「なりたい自分」を実現するために、トライアングルは全力で応援します。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。
🏢事業所のご案内
🔹トライアングル藤森(就労継続支援A型事業所)

〒612-0028
京都市伏見区深草飯食町840 セントラルプラザ1階
📞075-644-4123
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)
アクセス:
🚶京阪本線「藤森駅」 徒歩5分
🚶JR奈良線「JR藤森駅」 徒歩20分
🚌市バス「藤ノ森」停留所 徒歩2分
🔹トライアングル竹田(就労継続支援A型・B型事業所)

〒612-8446
京都市伏見区竹田中内畑町2番地 堀田ビル3階
📞070-3272-4349
🕘受付時間:9:00~18:00(土日休)
アクセス:
🚶近鉄・地下鉄「竹田駅」 徒歩8分
🚌市バス「竹田内畑町」停留所 徒歩1分
各事業所へのアクセスは「アクセス情報」をご覧ください。



